磯部歯科医院

宿場町

蕨市といえば江戸時代に中山道の宿場町として繁栄しました。この地は北から江戸に入る際に渡る「江戸の渡し」の手前にあり、江戸に入る前の最後の拠点として機能してきました。また川が増水した場合には足止めを食う場所でもあり、多くの旅人、商人を迎え入れるために大規模な宿場町が形成されていました。蕨市では宿場町としての歴史を誇りにし、また当時の名残りを伝える建物や雰囲気が色濃く残っています。なお、市では「中山道」ではなく「中仙道蕨宿」と表記しています。

 

市内にはそんな宿場町としての歴史を伝えるスポットも多数あります。たとえば「中山道ふれあい広場」。ここには当時のままの建築物や史跡が残されており、明るく開放的な空間の中でかつての雰囲気を味わうことができます。

 

それから「蕨本陣跡」。市の一角に碑や立て札が立てられているのみですが、ここが宿場町の中心であったことを教えてくれます。さらに道路のあちこちには道路元標が設置されており、方角や当時の旅人が巡ってきた旅のルートなどが表記されており、蕨市が宿場町としてどのような位置にあり、役割を果たしてきたのかを知ることができます。

 

さらに宿場町としての資料を多数所蔵する「蕨市立歴史民俗資料館」があります。風情ある民家のような形をしているこの資料館で蕨市の歴史や人々の暮らしを学ぶこともできるでしょう。さらに蕨市を代表する史跡として名高い三學院には蕨宿関係の墓石群があります。このように、蕨市には現在でも宿場町の名残が残り、その歴史に触れながら生活を送ることができる環境があるのです。